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3分でわかる青い瞳

『青い瞳』初日おめでとうございます〜パチパチ

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早速初日観てきました。元ネタ様りおぴさんに頼まれましたので書かせていただきます〜笑
 
 
ネタバレになると思います。ご注意ください。情報出回ってると思いますが、話が難解のために話の流れがうろ覚えです。第一幕と第二幕の出来事をなんとなく時系列で箇条書きにしてまとめてみました。ドウゾ。
 
 
 
はじめに
獅童さん→主人公ツトム。帰還兵。
上田くん→チンピラのサムくん
あっちゃん→サムくんのカノジョのミチル。
勝村さん→昔お世話になった画家タカシマさん
伊藤蘭さん→ツトムとミチルのママ
 
 
 
 
 
 
 
第一幕
  • 獅童さん登場
  • 獅童さんは考えの筋というものに執着。なんとなくやったことも誰かに筋を立ててもらって理由をつけてもらえばわかるらしい(ただの情緒不安定)
  • 戦争後、この街に集まった余所者の若者はブランコという溜まり場に集まる。上田くんとあっちゃんもその一員。*1
  • 上田くん登場。暗い舞台上に上田くんのとこだけ照明で語り始める。(その姿はヒロシを彷彿とさせる)f:id:katkis:20151102015248j:image

  • ある日、ブランコの一員であるコモリくんがいなくなった!
  • コモリくんと仲の良かったあっちゃんはブランコから姿を消したらしい。(上田くん心配)
  • コモリくんと仲の良かったあっちゃんはブランコの仲間(ザコチンピラども)から避けられている。上田くんと3人で仲が良かったとあっちゃんは思っていたらしい。でも上田くんはそう思ってなかった?
  • 獅童さんはあっちゃんを探してブランコへ。
  • ザコチンピラA(以下ザコチンA)戦争で負った左手の甲の傷を触られて獅童さん突然の激おこ。(情緒不安定)
  • 上田くん獅童さんが怖い
  • 蘭さんは獅童さんに社会復帰してもらいたいらしい。
  • 蘭さんと夫の関係はカカア天下みたい。
  • 獅童さんはかつての目の輝きを失ったらしい(蘭さん談)
  • 獅童さんの戦友で戦死したサイトウという男がいる。
  • 獅童さん戦場でサイトウさんにあっちゃんの話する。
  • サイトウさんあっちゃんに興味津々(ただのあっちゃん推し)
  • 話をしていくとサイトウはあっちゃんを空想で愛しはじめる。(あっちゃん推し)
  • そしてその後自殺?(レベルの高いあっちゃん推し)
  • 獅童さんからサイトウの話を聞いた上田くんは困惑(そりゃそうだ)
  • コモリ発見
  • コモリ集団リンチにあう→瀕死
  • 動かなくなったコモリに困惑するチームブランコ。
  • ザコチンAに罪をなすりつけるチンピラトップのアライさん。
  • 上田くんもそれに賛成。コモリ集団リンチもあっちゃん止めつつ笑いながら見てた。(なんでや)
  • 地下鉄の工事でブランコからの立ち退きを命じられ、チームブランコ困惑。
 
 
 
第二幕
  • 勝村さんの役タカシマさんはタカシマさんではなく本名はオノさん?(名前覚えてない)。*2
  • 勝村さんはチームブランコを手助け?してるらしい。
  • とりあえず時折上田くんは語る。*3
  • 上田くん見えないカエルと戯れる。
  • 上田くんとあっちゃん破局→あっちゃん急に赤髪になる。*4
  • あっちゃん赤髪に変わって心機一転、学校に行き出す
  • 獅童さんも地下鉄工事現場で働くらしい
  • チンピラトップが消えたらしい→車と一緒に死んだ?
  • 上田くんの自論がチンピラトップの女から語られる。
  • 自論→善が悪をうむ。母と手をつないで歩くその子供が戦争をする
  • 上田くん自論をチンピラトップに語る*5
  • 上田くんらチームブランコはサツに追われる(急な展開)
  • サイトウ弟は警察官であり、銃をもって、上田くんたちに向ける。
  • よくわからないゴタゴタのあいだに上田くんが銃を手に。
  • 何故か獅童さんに止められる
  • 何故か発砲*6
  • 何故か一発だけでなく獅童さんに向けてもう2発くらい打つ。その後も乱発。(最早狂乱者)
  • 獅童さん死亡
  • 蘭さん出てくる。哀悼の歌を捧げる。*7
  • 勝村さんに母が語りかけて幕

 
 
まとめ
  • 話の内容としては時代設定が混在しているし難解というより筋がない
  • テーマは"感情"
  • ほとんどの登場人物が情緒不安定
  • 上田くんはヒロシ
  • 子供の目は青い瞳らしい

 
 
 
 
 
 
ここまでで3分でわかる青い瞳は終わりです。たぶん3分でわからない(笑)それでは以下、演劇系の勉強をしている私なりの解釈をまとめましたのでお暇があれば、またはネタバレ気にしない方はどうぞ〜
 
 
 
 
 
◯伝えたかったこととは?
 
どの時代の演劇にもそれぞれ伝えたかったこと、表したかったことがあるので勝手にそれを考えてみました。
セリフから紐解いていこうと思います。
 
サム「善が悪をうむ。母と手をつないで歩くその子供が戦争をする」
→戦争は何も知らない世代、つまり子供の世代がうむものである。
 
これは平和しか知らない今の私たちの世代に伝えられるべきことなのではないでしょうか。
戦後70年、戦争の悲惨さを知る人が少なくなる今、"戦争と平和"をよく知らない人が増えていることに警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。
 
また、ツトムやツトムの母の言葉から"青い瞳=無垢な感情の子供の瞳"を表していると私は考えました。
 
ここから言えることはやはり、無垢な子供の瞳を汚さないようにするということを言いたいのではないでしょうか。子供の瞳を守ってあげるのも大人の役目ということも言いたいことに入るでしょうし、子供の世代への不安もあるでしょう。
 
戦争がテーマだと思っていたのに、見てみたら戦争感がない演劇でびっくりしたのですが、普通の戦争劇だとただの戦争は悲惨ということしか伝わらない。だから複雑な人間の心理にフォーカスした話になったのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
◯サムという男の役割とは?
 
我らが上田竜也くんの役はかなりキーパーソンだと思ったので彼について解釈してみます。
私は彼こそ「皆の気持ちを代弁してくれる役割」だと思っています。サムのセリフは、登場人物はもちろんキーとなるセリフが多かったです。サムのセリフにもっと気にしながら観てみると、また突っ込んだ感想が生まれるような気がしました。今後も観劇予定の方、注目してあってるか確認してください。
 
サムが発砲する役割もキーパーソンであるという根拠です。よく悲劇に展開するとき、突然前後の関係もなく人が死んだりするお話が多いんですけど、それと似てるなあと思いました。その役割がキーパーソンであるサム。突然サムが発砲しツトムが死ぬことで悲劇になる。悲劇は不幸なものを題材として、人間や人生の悲壮さや崇高さを描くものです。この物語を悲劇にすることで、この物語に隠された意図がわかるのではないでしょうか。簡単にまとめると上田くんがすごく大事な役であり光栄だということです(上から)。
 
 
 
 
 
 
 
 
調子のって書いちゃってすみません。見終わったときはなんじゃこりゃと思ったのですけど、解釈してみれば現代劇には少ない、昔の悲劇の手法を用いた現在の悲劇といった感じでした。
 
 
 
私はもう青い瞳を観劇する予定はありませんが、千秋楽まで皆さん頑張ってください。皆さんも楽しみに見てください。上田くんが可愛いことは保証します。
 
 

*1:ブランコこそぼくたちの居場所さ!って感じ。なんか中二病

*2:1番謎の人だし何者かわからない、迷宮入り

*3:やはりヒロシを彷彿と以下略

*4:敦子、グレたってよ。

*5:最早思考回路は作家

*6:このへん展開丸わかりだった

*7:キャンディーズの再来